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小部 (パーリ) : ミニ英和和英辞書
小部 (パーリ)[しょうぶ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

小部 (パーリ) : ウィキペディア日本語版
小部 (パーリ)[しょうぶ]

小部(しょうぶ、, KN, クッダカ・ニカーヤ)とは、仏教パーリ仏典経蔵を構成する「五部」(, パンチャ・ニカーヤ)の内の、第5番目(最後)の「部」(nikāya, ニカーヤ)のこと。
他の「部」(nikāya, ニカーヤ)に振り分けることができない、特異な経典をまとめた「残余」の領域である。冒頭の『小誦経』(しょうじゅきょう、Khuddaka-pāṭha, クッダカ・パータ)に因んで、「小部」(しょうぶ、Khuddaka Nikāya, クッダカ・ニカーヤ)と名付けられている。
名前とは裏腹に、文量は決して小さいわけではなく、むしろ『本生経』(ジャータカ)や『譬喩経』(Apadāna, アパダーナ)を中心に、膨大な文量を誇り、「五部」(Pañca Nikāya, パンチャ・ニカーヤ)の中でも圧倒的に多い。例えば、大蔵出版の『南伝大蔵経』では、「長部」が全3巻、「中部」が全4巻、「相応部」が全6巻、「増支部」が全7巻なのに対して、「小部」には全22巻〔「蔵外」扱いの『弥蘭王問経』(ミリンダパンハ, 「ミリンダ王の問い」)を除いた量。〕を費やしている。
==構成==
以下の18経で構成されるが、下の3つは蔵外扱いになることも多い〔WEB南伝大蔵経目録 p27〕。
*1. 『小誦経』(しょうじゅきょう、Khuddaka-pāṭha, クッダカ・パータ
*2. 『法句経』(ほっくぎょう、Dhammapada, ダンマパダ
*3. 『自説経』(じせつきょう、Udāna, ウダーナ
*4. 『如是語経』(にょぜごきょう、Itivuttaka, イティヴッタカ
*5. 『経集』(きょうしゅう、Sutta-nipāta, スッタニパータ
*6. 『天宮事経』(てんぐうじきょう、Vimāna-vatthu, ヴィマーナヴァットゥ
*7. 『餓鬼事経』(がきじきょう、Peta-vatthu, ペータヴァットゥ
*8. 『長老偈経』(ちょうろうげきょう、Thera-gāthā, テーラガーター
*9. 『長老尼偈経』(ちょうろうにげきょう、Therī-gāthā, テーリーガーター
*10. 『譬喩経』(ひゆきょう、Apadāna, アパダーナ
*11. 『仏種姓経』(ぶっしゅしょうきょう、Buddha-vaṃsa, ブッダ・ヴァンサ
*12. 『所行蔵経』(しょぎょうぞうきょう、Cariyā-piṭaka, チャリヤー・ピタカ
*13. 『本生経』(ほんしょうきょう、Jātaka, ジャータカ
*14. 『義釈』(ぎしゃく、Niddesa, ニッデーサ
 *14-1. 『大義釈』(だいぎしゃく、Mahā-niddesa, マハー・ニッデーサ)
 *14-2. 『小義釈』(しょうぎしゃく、Cūḷa-niddesapāḷi, チューラ・ニッデーサ)
*15. 『無礙解道』(むげげどう、Paṭisambhidā-magga, パティサンビダー・マッガ
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*16. 『導論』(どうろん、 Nettipakaraṇa, ネッティパカラナ
*17. 『蔵釈』(ぞうしゃく、Peṭakopadesa, ペータコーパデーサ
*18. 『弥蘭王問経』(みらんおうもんきょう、Milinda-pañha, ミリンダ・パンハ, 「ミリンダ王の問い」)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「小部 (パーリ)」の詳細全文を読む




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